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未再生のマツダT600衛生車(バキュームカー)の館内展示を始めました




昨報の「琺瑯看板補完委員会はいぱーオフ会」へ出展した小型三輪・マツダT600衛生車(後期型,1966年式)の館内展示を始めました。
この車両は、福山市内の環境衛生会社で、数年間、本来の用途であるし尿汲み取りに使用されたのち、その整備を担っていた同市内の自動車整備会社に引き取られ自社の樹木への散水などに二次利用され、それにも使われなくなって保管されていたものを譲り受け、先日まで当館の収蔵車庫に所蔵していたものです。
さびや傷みの目立つ未再生の姿をご覧いただき、高度経済成長期の日本にあって、下水道が整わない市街地などの狭隘な街路を走り回り、過酷な使用に耐えた小型三輪車が、その発展の一端を支えていたことを振り返っていただければ幸いです。
なお、館内への搬入にあたっては、同催事に参加されたみなさまの協力を得ました。記して感謝の意を表します。ありがとうございました。




この車両の概要は次のとおりです(銘板等表記事項転記)。
車台製造者:東洋工業株式會社
車台型式:TEA55E 原動機型式:EA
気筒数×内径×行程:2×70mm×75mm 総排気量:577cc
車両製造者(架装者):森田ポンプ特殊工業株式會社
製造年:昭和41年 製造番号:66050680
ポンプ 検査種別:E4 検査番号:0680 型式:K3 眞空度:758
     排気容量:0.586
タンク 容量:500 マンホール:1 [1項目欠損] 内圧:1 外圧:1
最大積載量:500瓩 最大積載容量:500立 積載物品名:ふん尿
自動車検査失効年月:昭和45年6月

マツダT600衛生車については、当館所蔵の日野コンマースも掲載されている八重洲出版発行の『Old-timer』99(2008年2月26日発売号)で詳しく紹介されています(掲載車両は九州北西部に所在の1971年式)。当館ミュージアムショップで販売しています。どうぞご購読ください。

【2012年6月24日追記】
館内の一部リニューアルに伴い、2012年6月22日に館外へ搬出し、翌23日より
館外展示場にて展示しております。
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