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館内展示中 マツダX2000の車歴調査と元所有者からの聞き取り概要

マツダX2000車内に残されていたモービル石油代理店メンバーズカード

昨年12月上旬、マツダX2000の館内展示へ向け車内を清拭していた際に、モービル石油代理店メンバーズカードが残されているのを確認し、これを端緒として、元所有者の調査や聞き取りを進めたところ、次のとおり把握するに至り、福山市外では一度も登録されたことのない車両であることが分かりました。

昭和45年(1970) 初度登録
 広島県林務部が導入、広島県福山農林事務所へ配置[*1]
 福山農林事務所総務課が管理[*2]
 同課所属の車両管理者(運転手)4人のうち、主に山田氏(故人)がX2000を担当
 同事務所の林務担当者らを乗せ、油木などへ走らされていた

昭和55年頃?
 広島県公用車の指定整備工場でもあった福山市奈良津町の自動車店がX2000を引き取り

昭和56年頃?
 福山市柳津町の自動車店が、奈良津町の自動車店より譲受、1年ほど所有

昭和57年頃?〜59年頃?
 福山市藤江町の個人が、柳津町の自動車店より譲受、3年ほど所有[*3]
 柳津町の同自動車店へ点検・整備を依頼

昭和60年(1985)3月25日
 福山市春日町一丁目にあった株式会社サンオートが一時抹消登録「福山44ぬ5714」

昭和61〜62年頃
 現在の当館長らが自動車で国道2号線を東進中、東福山駅口交差点よりやや東、
 引野町四丁目の自動車店(未舗装の置場)にX2000が置かれているのを見つけ入手

平成10年(1998)6月25日 再登録、現在に至る


*1 昭和45年当時設置されていた広島県の農林事務所は8か所。
広島・呉・可部・西条(49年〜東広島)・尾道・福山・三次・庄原。
各農林事務所へX2000を配置されたならば、広島県林務部の導入台数は8台程度であり、
『4X4MAGAZINE』Vol.218 p.151記録の情報や元所有者のご記憶(下記)ともほぼ矛盾しない。

*2 広島県福山農林事務所は、平成13年(2001)に福山地域事務所総務局と農林局へ組織変更、
現在は広島県東部総務事務所と東部農林水産事務所になっている。
広島県東部総務事務所では、当時の車両台帳などX2000に係る文書類は保存されていない。
また、広島県立文書館で保存されている福山農林事務所作成文書にも車両に係るものはない。

*3 福山市藤江町の個人(ご夫妻)所有時のご記憶〔ご主人は昨年逝去、奥さまより聞き取り〕
○後部座席が向かい合わせの横向きで乗り心地が悪いからと、座席の配置を変えていた。
○冬季に寒いからと、後部座席向けのダルマヒーターを追加した。
○スキーへ出かけた際、幌の傷んでいるところから雪融け水の浸入があった。
○エンジンが冷え過ぎたためか、三次市のあたりでエンジンが停止し再始動できなくなり、付近の住宅からお湯をもらいキャブレターまわりへかけた。
○主人がトヨタ ランドクルーザーも入手し、X2000は専ら私(奥さま)が普段使いしていた。
○息子が中学生だったとき、X2000で授業参観へ出かけたこともあった。
○真っ赤なスカートにパンプス履き(運転中は脱ぎ)で乗ったこともあった。
○降車時、運転席右脇のパーキングブレーキレバーにスカートの裾やバッグの紐などが引っかかることがよくあった。
○降車時にパーキングブレーキのレリーズボタンへ何かが接触していたのか、店舗駐車場などの緩勾配で不意に動き出しヒヤリとしたが、レバーが運転席右脇にあったことですぐに引き上げることもでき、大事には至らなかった。
○幌の傷みが進んだこと、エンジンの始動性が悪かったことから、手放すことを決意。
○親しい人々から“これは珍しい車だから手放すな”との引き止めもあった。
○広島県導入台数は5台ほどと聞いた。
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