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井笠鉄道など運行の井原〜山野線・福山〜山野線 概史


昭和52〜53年に作成の井笠鉄道ワンマンバス運行系統図(部分抜粋)
昭和52〜53年に作成の「井笠鉄道ワンマンバス運行系統図」(部分抜粋)
井原〜山野線福山〜山野線に関する経路に着色・加筆

以下、井原〜山野線に関する事跡は青色の文字で、福山〜山野線に関する事跡は赤色の文字で記載しております。


大正
12年(1923)10月22日 後月郡芳井村(13年〜芳井町)の三村武次郎が佐原〜井原を開業[*1]
 10月25日 三村武次郎が井原〜山野16.2kmを開業[*2]
14年(1925) 井笠鉄道が乗合自動車の兼営開始[*3のp.54・76]
 8月8日 笠岡〜矢掛、8月11日 矢掛〜井原、9月25日 笠岡〜井原を開業
15年(1926)11月10日 井原町の後月自動車(代表者 藤井圓太郎)が山野田原〜福山28.3kmを開業[*4の廣島縣p.16]

昭和〈戦前〉
3年(1928)1月20日 井笠鉄道が井原駅前〜芳井町川相字洞々9.3kmを開業[*3のp.76、5のp.9]
同年7月20日 井笠鉄道の自動車部門の一部(笠岡〜井原、笠岡〜矢掛)と小川自動車(競合事業者)が統合し中備合同自動車株式会社を設立
 8月10日 中備合同自動車が笠岡〜井原、笠岡〜矢掛を営業開始
 ※井原〜矢掛、井原〜芳井(川相)は井笠鉄道による経営継続[*3のp.54・55・76]
4年(1929)1月20日 福山電気株式会社山野発電所建設工事着手(6年7月3日に竣工・発電開始)
5年(1930)12月19日 井笠鉄道が三村武次郎より井原〜山野田原16.2kmの経営権を買収[*3のp.76]
 同日 広島県内区間譲受許可申請
6年(1931)1月29日 広島県内区間譲受許可[*5のp.9]
 2月1日 芳井町川相(岡山・広島県境)−山野田原6.9km営業開始[*5のp.9]
 8月20日 井原駅前−芳井町川相(県境)10.6km営業開始[*4の岡山縣p.14]
8年(1933)10月1日 1路線1事業者の原則などが定められた「自動車交通事業法」施行
9年(1934)9月8日 井笠鉄道が後月自動車を買収[*3のp.77、5のp.9-10]
 同月28日 譲受許可申請、10月26日 譲受許可、11月12日 福山〜山野下市など営業開始
10年(1935)9月29日 井笠鉄道が中備合同自動車を併合[*3のp.55・56・77]

〈戦中〜占領下〉
13年(1938)8月1日 交通事業者に戦時統合を促す「陸上交通事業調整法」施行(同年4月2日公布)
23年(1948)4月 山野村立山野小学校矢川分教場が矢川小学校として独立
23年6月〜24年5月 井原〜山野 旅客輸送実績[*6]
 営業粁15.4km(井原−川相9.3、川相−下市2.1、下市−田原4.0)
 輸送人員のべ128,898人(井笠鉄道の自動車線で最多、平均353人/日)
 ※福山〜山野は山野福山線と七曲新市線の道路状態が不良で運行されておらず
25年(1950)1月1日 ゴムの生産統制解除、3月 タイヤ・チューブの生産配給統制解除
26年(1951)3月時点の運行系統[*7]
 第1系統 井原〜山野線 井原駅構内−佐原−下市−田原 16.2km 60分 2往復
 第2系統 井原〜下市線 井原駅構内−佐原−下市 11.4km 40分 2往復
 (定員35人の1949年式トヨタBMガソリン車1両を2系統で併用)

〈乗合バス事業発展期〉
27年(1952)7月1日 石油製品(燃料油)の配給と価格の統制解除 ⇒ディーゼル車導入本格化
28年(1953)12月1日 井笠鉄道が福山−苅光−楠田を開業(苅光−楠田4.0km延長) 1日4往復[*8、5のp.12]
29年(1954)1月26日 “龍頭の滝”がある「龍頭峡」が広島県名勝に指定される
 11月3日 福山〜山野線 山野田原−原谷1.5km延長(この頃に福山〜山野線運行再開?)[*5のp.12]
30年(1955)3月31日 深安郡山野村・広瀬村・加茂村が対等合併し加茂町成立
31年(1956)3月1日ダイヤ改正時点の運行系統[*追1]
 井原−山野下市 35分 1.5往復井原−山野田原 50分 4.5往復
 福山−山野原谷 105分 3往復山野田原−山野原谷 5分 1往復
 同年4月 七曲隧道開通
    『井笠バス時刻表 昭和31年3月1日改正』より関係部分抜粋
33年(1958)時点の運行系統[*9]
 井原−下市 11.4km 50円 35分 2往復
 井原−山野田原 16.2km 70円 50分 3往復
 井原−銅正(猿鳴峡) 21.2km 90円 65分 1往復(田原−銅正は夏季のみ運行?)
 福山−山野原谷 30.6km 120円 100分 2往復
 福山−銅正(猿鳴峡) 34.1km 135円 110分 1往復(田原−銅正は夏季のみ運行?)
34年(1959) 井笠鉄道とニコニコ自動車が福山−苅光−楠田−矢川−田原を開業(協定路線)[*8]
38年(1963)10月 加茂町立矢川小学校と山野小学校田原分教場が統合、田原に山野北小学校創立
 同年時点の運行系統
 井原−川相−下市 11.4km 55円 35分 1.5往復[*10のp.664]
 井原−川相−山野(田原) 16.2km 80円 50分 3.5往復
 井原−川相−猿鳴峡 21.2km 95円 60分 1往復(田原−猿鳴峡は夏季のみ運行?)
 福山−粟根−下市−原谷 30.6km 140円 100分 2往復
 福山−粟根−下市−猿鳴峡 34.1km 140円 100分 1往復(田原−猿鳴峡は夏季のみ運行?)
 (協定)ニコニコバス 福山−粟根−楠田−山野田原 29.3km 115円 95分 2往復[*10のp.597]
『全国バス路線便覧 昭和39年版』より関係系統部分抜粋
39年(1964) 加茂町立山野中学校の生徒数が減少傾向に
40年(1965)12月1日ダイヤ改正時点の運行系統[*11]
 井原−下市 1往復、井原−田原 5往復(夏季 猿鳴峡まで延長1往復)井原−矢川 2往復
 福山−中条−下市−田原 1往復福山−下市−原谷 3往復
 福山−楠田−田原 井笠2往復(夏季 猿鳴峡まで延長1往復)・ニコニコ2往復
41年(1966) 井笠鉄道の乗合バス営業係数が最良だった年、88%[*12のp.64]
 夏 山野峡ヘルスセンター開業[*追2]
 4月 ダットサン サニー発売、11月 トヨタ カローラ発売 ⇒大衆車の販売競争激化
42年(1967) 井笠鉄道の乗合バス輸送人員が最多だった年、15,752,763人[*12のp.64]
 ニコニコバスが粟根−楠田−山野田原を廃止
 井笠鉄道が楠田−山野田原を運行休止(48年廃止)[*8]
 11月14日 山野峡が広島県立自然公園に指定される(47年と平成13年に来園者用駐車場を整備)
 12月時点の井原発着運行系統[*13]
 井原−下市 12.4km 1往復井原−田原 16.8km 4往復井原−矢川 21.5km 2往復

旧井笠鉄道 山野車庫
井笠鉄道 山野(下市)車庫 建築年不明、北振バスが夜間滞泊で現用

〈乗合バス事業衰微期〉
43年(1968) 井笠鉄道の乗合バス車両数が最多だった年、164両[*12のp.64]
44年(1969)3月18日 井原−田原 3往復減、9月26日 井原−矢川 1往復減各1往復に[*13]
45年(1970)6月1日時点 井原−下市・田原・矢川 平均利用者数105人/日[*13]
 井原−下市 12.4km 1往復 45人(定期30、一般15)
 井原−田原 16.7km 1往復 35人(定期15、一般20)
 井原−矢川 21.4km 1往復 25人(定期10、一般15)
46年(1971) 井笠鉄道が山野原谷−矢川を運行休止
 9月30日 加茂町定期輸送車の運行及び管理条例を制定 ※旧80条バス[*14のp.323-324]
 同日 加茂町特別会計条例に加茂町定期自動車運行事業特別会計を追加[*14のp.1851]
 10月 井笠鉄道で貸切車だった いすゞBY30K ライトバス(43年式)を加茂町が自家用導入[*15]
48年(1973)7月時点 井笠鉄道 福山−下市 2往復下市−田原 1往復福山−原谷 3往復[*16]
49年(1974)4月1日〜50年1月31日 加茂町定期バス有料利用者のべ13,940人(平均45.5人/日)[*17]
50年(1975)1月30日 福山市議会臨時会「福山市定期輸送車の運行及び管理条例の制定」を議決
 2月1日 福山市へ深安郡加茂町編入合併
 旧加茂町域での定期輸送車運行(旧80条バス)を社会福祉法人福山市社会福祉協議会へ委託[*18]
51年(1976)4月1日 福山市加茂町から旧山野村域を福山市山野町として分割(3月26日議決)
 8月16日 井原〜下市・田原福山〜下市・原谷をワンマン運行化 ※第9次実施[*5のp.20]
52年(1977)11月1日 福山市定期輸送車 芦原〜矢川の芦原大宮−上粟根 新道へ経路変更
54年(1979)7月1日 井原〜山野下市・山野田原の川相−山野下市・山野田原をフリーバス化
 同日 福山〜山野下市・山野原谷の苅光−山野下市・山野原谷をフリーバス化[*5のp.22]
55年(1980)1月下旬某日の井笠鉄道福山自動車営業所運行路線乗降調査[*15]
 福山−下市 2往復 181人(定期15、回数券38、現金128) 現金運賃23,199円(平均181.24円/人)
 福山−原谷 3往復 110人(定期2、回数券7、現金101) 現金運賃18,829円(平均186.43円/人)
58年(1983)時点の井笠鉄道運行系統(平日・土曜)[*19・20]
 井原−下市 1往復井原−下市−田原 4往復
 福山−下市 2往復福山−下市−田原−原谷 3往復
『井笠鉄道 昭和58年2月改正 バス時刻表』より関係部分抜粋
59年(1984)3月16日 福山〜芦原団地口を開業(福山−広尾−道上を芦原団地口まで延長)[*15]
63年(1988)9月13日 北振バス設立、12月27日 北振バス乗合運賃認可[*21]
 12月27日 井原〜山野などを北振バスへ移管[*12のp.109]

平成
元年(1989)1月25日 北振バス営業開始
 9月25日 井笠鉄道が山野下市−原谷を廃止北振バス受託の旧21条バスへ移行
 10月1日 加茂・山野町域での廃止代替旧80条バスを旧21条バスへ移行北振バス受託[*22]
 10月2日 福山市議会第5回定例会で「福山市定期輸送車の運行及び管理条例の廃止」を議決
7年(1995)7月時点の福山市内運行系統(平日)[*16]
 福山−下市 井笠5往復芦原−下市 北振0.5往復芦原−原谷 北振0.5往復
 芦原−矢川 北振2往復下市−原谷 北振3往復下市−矢川 北振0.5往復
10年(1998)6月 新七曲トンネル開通
12年(2000)4月時点 加茂支所前−山野下市で井笠鉄道と北振バスの運行系統重複[*23]
 同年時点の運行系統(平日)[*24]
 福山−山野下市 井笠5往復山野下市−原谷 北振3往復
 井原−山野下市 北振1往復井原−山野田原 北振4往復
 同年12月22日 福山〜山野下市 苅光−青笹2.7km 新道へ経路変更[*12のp.116]
14年(2002)4月1日 福山〜山野下市 森脇−東城別4.3km 広島県道391号へ経路変更[*12のp.117]
 同日 福山市立山野小学校へ山野北小学校を統合
18年(2006)4月1日 福山市が中国中央病院を乗り継ぎ地とする北部ゾーンバスシステム導入[*25]
 9月19日 福山〜山野下市を福山−横尾−中国中央病院、同病院−山野下市に分割[*12のp.120]
 中国中央病院−山野下市のダイヤは福山−広尾−市民病院−中国中央病院のダイヤに接続[*16]
 福山−広尾−中国中央病院・芦原団地口、中国中央病院−山野下市がフジグラン前経由開始
20年(2008)7月1日時点 中国中央病院−山野下市 3往復[*26のp.7]
21年(2009)10月1日 中国中央病院−山野下市を廃止(芦原団地口〜10.1km区間廃止)[*12のp.122]
 同日より北振バスがフジグラン前・加茂支所前〜山野田原・原谷・矢川を平日4往復運行
 加茂支所前−矢川 1往復フジグラン前−田原 0.5往復フジグラン前−原谷 1.5往復
 フジグラン前−矢川 1往復
24年(2012)10月31日をもって 井笠鉄道が全事業廃止
 福山〜山野線由来の新橋−福山−横尾−中国中央病院は継承されず
26年(2014)10月1日時点の井原市内発着運行系統(平日・土曜)[*26の別紙]
 井原−下市 1往復井原−田原 3往復
 芳井支所−田原 1往復(25年4月改正で芳井支所−田原の区間便を設定)
30年(2018)3月31日をもって 井原−山野田原の最終便を山野下市着に短縮
 フジグラン前・加茂支所前〜山野田原・原谷・矢川の山野田原−矢川を廃止(系統短縮)

北振バス 2016年10月1日付けフジグラン前・加茂支所前〜矢川線の運行時刻改正内容
北振バス 平成28年(2016)10月1日付けフジグラン前・加茂支所前〜矢川線の運行時刻改正内容

北振バス フジグラン前−山野原谷の運行(回送)風景
北振バス フジグラン前−山野原谷の運行(回送)風景 フジグラン前付近において
平成26年(2014)10月4日(土) フジグラン前14:25発→山野原谷15:06着便
H901 岡山22あ437 日野P-RB115AA(日野車体工業,1990年式)


*1『井原市芳井町史 通史編』p.596 井原市史編纂委員会/編 井原市/発行 2008
*2『広島県のバス事業−60年のあゆみ−』p.11 広島県バス協会/発行 1963
*3『井笠鉄道株式会社 五十年史』井笠鉄道株式会社五十年史編纂委員会/発行 1962
*4『全国乗合自動車総覧』鉄道省/編 鉄道公論社出版部/発行 1934
*5『井笠鉄道株式会社 七十年のあゆみ』井笠鉄道株式会社/発行 1981
*6『福山市経済調査報告 交通篇』p.279-291 中国地方綜合調査所/編 広島県/発行 1950
*7 国立公文書館蔵 昭49運輸00465100-011 昭和26年8月24日決裁 自旅第1137号添付 系統一覧表
*8『深安郡広瀬村誌』p.342-343 広瀬村誌編纂委員会/編・発行 1994
*9『全国バス路線便覧 昭和34年版』p.384 全国旅客自動車要覧編集室/発行 1959
*10『全国バス路線便覧 昭和39年版』全国旅客自動車要覧編集室/発行 1964
*11『井笠鉄道株式会社 昭和40年12月1日改正 時刻表』2013年K氏復刻
*12『百年の歩み』(井笠鉄道株式会社元社員有志による私家版)
*13『芳井町誌』p.259 岡山大学教育学部地域研究会/編 芳井町誌刊行委員会/発行 1972
*14『加茂町例規集』加茂町/編 株式会社帝国地方行政学会/発行 1974
*15 館蔵資料
*16『追憶の井笠鉄道バス』p.84 都営バス資料館・乗りバス系blog協同組合/発行 2012
*17『福山市 昭和49年度 主要な施策の成果等説明書 (加茂町・駅家町分)』p.60 福山市/発行 1975
*18『福山市 昭和50年度 主要な施策の成果等説明書』p.87-88 福山市/発行 1976
*19『井笠鉄道株式会社 昭和58年2月改正 バス時刻表』井笠鉄道株式会社/発行 1983
*20『岡山県内バス総合時刻表 昭和58年9月1日改正』社団法人岡山県バス協会/発行 1983
*21『中国地方バス要覧 1989年版』p.215 中国バス協会/発行 1989
*22『福山市 平成元年度 主要な施策の成果等説明書』p.93 福山市/発行 1990
*23『[広島]県東部バス路線図 平成十二年四月』県東部路線バス活性化対策協議会/発行 2000
*24『広島県のバス〜ミレニアム時刻表〜』p.308・342 加藤博和/編・発行 2000
*25『広報ふくやま 2006年5月号 No.918』p.7 福山市/発行 2006
*26『井笠鉄道バス路線過去時刻表 2008−2010』神戸・広島公共交通研究グループ/発行 2014
*追1『井笠バス時刻表 昭和31年3月1日改正』井笠鉄道株式会社/発行 1956
*追2『旬刊 ニュー井原 昭和41年10月11日 第469号』p.1 ニュー井原新聞社/発行 1966



深安郡加茂町・福山市 定期輸送車運行事業 関係資料
〈加茂町 昭和46年10月〜50年1月、福山市 50年2月〜平成元年9月 旧80条バスを運行〉

加茂町定期輸送車の運行及び管理条例
加茂町定期輸送車の運行及び管理条例

昭和46年(1971)10月
井笠鉄道から加茂町へ譲渡された いすゞBY30K ライトバスについて

昭和43年9月20日 初度登録「福山2か・・・2」、福山配置の貸切車
社番LI-5、乗車定員29人、車両重量3950kg、車両総重量5545kg
昭和44年12月15日 管轄・使用の本拠の位置変更登録「岡2あ1389」、井原へ配置換え
昭和46年8月30日 一時抹消登録
昭和46年10月6日 加茂町自家用新規登録「福山22す104」、10月11日 加茂町へ正式譲渡

加茂町 昭和49年度 定期自動車運行事業特別会計 決算説明
加茂町 昭和49年度 定期自動車運行事業特別会計 決算説明
加茂町定期輸送車 平均有料利用者数45.5人/日、利用料69.4円/人、利用料収入3,160円/日

昭和50年 第1回 福山市議会臨時会会議録(抜粋)

昭和50年1月30日(木曜日)

議第27号 福山市定期輸送車の運行及び管理条例の制定について

提案説明 総務課長 議第27号福山市定期輸送車の運行及び管理条例の制定については、深安郡加茂町の編入に伴いまして、加茂町が実施してきております通園、通学等の用に供する定期輸送車の運行の事業を福山市に引き継ぎましてこれを実施していくため、所要の定めをいたすものでございまして、第1条ではその目的を規定し、第2条では運行区間及び時刻を、第3条におきましては保育所への通園等の場合を除き利用料を徴収することとしており、その他損害賠償、運行の委託等について定めをしております。

議員質疑 第27号の定期輸送車の運行についてお尋ねしたいと思いますが、加茂町がこのようなりっぱなことをおやりになっていることを、私最近初めて知りましたが、すばらしいことだと思います。これの事業費と具体的な運行範囲といいますか、加茂町の区域内ということではなしに、具体的にどういった地域からどういった地域に運行がされているのか。それから、運営面での収支の問題、こういうことを細かに教えていただきたい。

答弁 商工部長 加茂町の定期バスのことでございます。一応事業費といたしましては、収入面で、議案の20ページにございます26万7000円、これは定期券発行と一般の収入ということで2カ月分の計上をさしていただいております。定期は、当然小学生のものでございまして、保育所児もおりますけれども保育所児は無料、小学生は料金の半額ということで定期券を発行いたしております。小学生が18人、一般の方が14人、それから保育所児が9人、大体このような数字を私の方で把握いたしております。それから、範囲でございますが、運行区間は芦原から矢川までの20.8キロでございます。これの運行予定時間は、午前7時から午前9時30分、それから午後3時から午後5時まで、この折り返し運転を行うということでございまして、運営面につきましては、商工費の中で70万9000円を見込んでおります。それを委託料といたしまして、加茂の社会福祉協議会の方へ委託をさしていただきたい、このように考えております。

委員会付託省略、討論なし、原案可決

福山市定期輸送車の運行及び管理条例
(昭和50年2月1日制定 条例第18号)
改正 昭和51年6月28日条例第49号
廃止 平成元年10月3日

 (目的)
第1条 この条例は、福山市加茂町及び山野町の区域内で通園、通学その他一般旅客の輸送の用に供するため、市が自家用自動車を定期輸送車として運行し、もつて公共の福祉を確保することを目的とする。
 (運行区間及び時刻)
第2条 定期輸送車の運行区間及び運行予定時刻は、市長が別に定める。
 (利用料)
第3条 定期輸送車を利用する者は、利用料を納めなければならない。ただし、保育所へ通園する小児については無料とし、旅客の同伴する6歳未満の小児については旅客1人につき1人を無料とする。
 前項の利用料は、一般自動車運送業者が定めている運賃を勘案して市長が別に定める。
 (損害賠償)
第4条 定期輸送車により人畜その他に危害又は損害を与えたときは、市は、その損害を賠償するものとする。
 (運行の委託)
第5条 定期輸送車の運行は、これを公共的団体に委託することができる。
 (委任)
第6条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。
   附則
 この条例は、昭和50年2月1日から施行する。
   附則(昭和51年6月28日条例第49号)
 この条例は、公布の日から施行する。

【福山市定期輸送車の運行及び管理条例 改正の経過】
〔昭和51年6月28日条例第49号〕
第1条文中に「及び山野町」を追加。「この条例は、福山市加茂町及び山野町の・・」
*『福山市例規集』追録第20号(昭和51年7月15日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第46号(平成元年12月22日現在)時の除録


福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則

(昭和50年2月1日制定 規則第15号)
改正 昭和51年9月24日規則第42号 昭和52年10月25日規則第49号
昭和53年11月24日規則第40号 昭和55年11月22日規則第53号
昭和56年1月12日規則第1号 昭和58年10月8日規則第35号
昭和61年2月21日規則第2号 昭和61年11月22日規則第37号
平成元年3月22日規則第4号    廃止 平成元年10月3日

 (趣旨)
第1条 この規則は、福山市定期輸送車の運行及び管理条例(昭和50年条例第18号)の施行に関し必要な事項を定めるものとする。
 (定期輸送車の常置場所)
第2条 定期輸送車は、福山市加茂支所に常置する。
 (運行区間)
第3条 定期輸送車の運行区間は、福山市加茂支所から矢川甲橋までとする。
 (停留所)
第4条 定期輸送車の停留所は、別表第1のとおりとし、その位置に停留所の標識を置く。
 (利用料)
第5条 定期輸送車の利用料は、別表第2のとおりとする。
 利用料は、下車の際利用者において現金を所定の料金箱に入れるものとする。
 定期乗車するものには、別表第3に定める普通運賃に基づき算定した別表第4に定める割引料金による定期乗車券を発行することができる。ただし、芦原・庭田間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金については、別表第3に定める普通運賃に基づき算定した別表第5に定める額とする。
 (整備管理者)
第6条 定期輸送車の点検及び整備等に関する事項を処理させるため、道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第50条第1項の規定に基づき、福山市加茂支所に整備管理者を置く。
 (運転者の遵守事項)
第7条 定期輸送車の運転者は、仕業点検を確実にして故障の早期発見と事故防止に努めなければならない。
 定期輸送車の運転者は、所定の記録簿にその日の運行状況を記録しなければならない。
 (雑則)
第8条 この規則に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
   附則
1 この規則は、昭和50年2月1日から施行する。
2 この規則施行の際現に旧加茂町定期輸送車の運行及び管理規則(昭和46年加茂町規則第70号)の規定により発行されている定期乗車券は、この規則第5条第3項の規定により発行されたものとみなす。
   附則(昭和51年9月24日規則第42号)
1 この規則は、昭和51年10月1日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。
   附則(昭和52年10月25日規則第49号)
 この規則は、昭和52年11月1日から施行する。
   附則(昭和53年11月24日規則第40号)
1 この規則は、昭和53年12月1日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。
   附則(昭和55年11月22日規則第53号)
1 この規則は、昭和55年12月1日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。
   附則(昭和56年1月12日規則第1号)
 この規則は、昭和56年1月19日から施行する。
   附則(昭和58年10月8日規則第35号)
1 この規則は、昭和58年10月15日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。
   附則(昭和61年2月21日規則第2号)
1 この規則は、昭和61年3月1日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。
   附則(昭和61年11月22日規則第37号)
1 この規則は、昭和61年12月1日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。
   附則(平成元年3月22日規則第4号)
1 この規則は、平成元年4月1日から施行する。
2 この規則による改正前の福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則の規定に基づいて発行している定期乗車券については、その有効期間に限り、なお従前の例による。

別表第1(第4条関係)
  停留所の所在地
芦原―――――――――――加茂町字芦原426番地の1
芦原大宮―――――――――加茂町字芦原313番地の4
芦原上――――――――――加茂町字芦原261番地の1
四川別れ―――――――――加茂町字芦原214番地の2
旭保育所前――――――――加茂町字粟根227番地の3
庭田―――――――――――加茂町字粟根285番地の5
粟根―――――――――――加茂町字粟根614番地の1
上粟根――――――――――加茂町字粟根752番地
苅光―――――――――――加茂町字北山2,379番地の1
堀切―――――――――――山野町大字山野甲2,718番地の7
大谷上――――――――――山野町大字山野甲5,333番地
大谷中――――――――――山野町大字山野甲5,178番地
谷中―――――――――――山野町大字山野4,962番地
大谷広間―――――――――山野町大字山野2,934番地
大谷下――――――――――山野町大字山野4,197番地
大谷高尾―――――――――山野町大字山野3,919番地
山野下市―――――――――山野町大字山野61番地
発電所前―――――――――山野町大字山野甲962番地
東の免――――――――――山野町大字山野1,089番地の2
池尻―――――――――――山野町大字山野1,348番地
妻屋橋――――――――――山野町大字山野甲529番地の1
山野田原―――――――――山野町大字山野2,049番地の9
龍頭滝入口――――――――山野町大字山野甲2,210番地
山野ヘルスセンター前―――山野町大字山野甲2,217番地
山野原谷―――――――――山野町大字山野2,318番地
龍頭保育所前―――――――山野町大字山野2,444番地の1
岩屋権現―――――――――山野町大字山野甲2,616番地の1
矢川小学校前―――――――山野町大字矢川62番地の1
矢川―――――――――――山野町大字矢川45番地の1

別表第2(第5条関係)
  定期輸送車利用料〈省略〉

別表第3(第5条関係)
  定期乗車割引料金算定の運賃表〈省略〉

別表第4(第5条関係)
  定期乗車割引料金〈省略〉

別表第5(第5条関係)
  芦原・庭田間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金〈省略〉

【福山市定期輸送車の運行及び管理条例施行規則 改正の経過】
〔昭和51年9月24日規則第42号、昭和51年10月1日から施行〕
●別表第2定期輸送車利用料全改正、別表第3定期乗車割引料金の料金設定を加除。
[改正前]芦原−苅光60円・山野下市160円・山野田原220円・山野原谷240円・矢川270円
 苅光−山野下市140円・山野田原200円・山野原谷230円・矢川260円
 山野下市−山野田原90円・山野原谷110円・矢川160円
 山野田原−山野原谷40円・矢川100円、山野原谷−矢川70円
[改正後]芦原−苅光90円・山野下市250円・山野田原330円・山野原谷360円・矢川410円
 苅光−山野下市190円・山野田原270円・山野原谷300円・矢川360円
 山野下市−山野田原120円・山野原谷150円・矢川210円
 山野田原−山野原谷60円・矢川130円、山野原谷−矢川100円

〔昭和52年10月25日規則第49号、昭和52年11月1日から施行〕
●別表第1停留所の所在地を全改正。
芦原から苅光までの所在地表記冒頭(字より前)に「加茂町」を追加。
堀切から矢川までの所在地表記冒頭(大字より前)に「山野町」を追加。
《芦原大宮から上粟根までの間の経路を旧道から新道へ変更》
 旧経路にあった「粟根大竹屋―字粟根100番地の1」を削除。
 新経路に「芦原上、四川別れ、旭保育所前、庭田」の4停留所を追加。
 「粟根」の所在地を字粟根938番地の1から新経路の加茂町字粟根614番地の1へ変更。
《その他》
 「大谷広間」の所在地を大字山野甲4,766番地の2から山野町大字山野2,934番地へ変更。
 「保育園前」を「龍頭保育所前」へ名称変更。
●別表第1の改正に伴い別表第2定期輸送車利用料を一部改正、停留所名の加除・変更。

〔昭和53年11月24日規則第40号、昭和53年12月1日から施行〕
●別表第2定期輸送車利用料全改正、別表第3定期乗車割引料金の料金設定を加除。
[改正後]芦原−苅光110円・山野下市280円・山野田原370円・山野原谷400円・矢川470円
 苅光−山野下市220円・山野田原310円・山野原谷340円・矢川410円
 山野下市−山野田原140円・山野原谷170円・矢川240円
 山野田原−山野原谷70円・矢川140円、山野原谷−矢川110円

〔昭和55年11月22日規則第53号、昭和55年12月1日から施行〕
●第5条3に「ただし、芦原・粟根間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金については、別表第4のとおりとする。」を追加。
●別表第2定期輸送車利用料全改正、別表第3定期乗車割引料金の料金設定を加除。
[改正後]芦原−苅光130円・山野下市330円・山野田原440円・山野原谷470円・矢川550円
 苅光−山野下市250円・山野田原360円・山野原谷400円・矢川450円
 山野下市−山野田原160円・山野原谷200円・矢川260円
 山野田原−山野原谷80円・矢川150円、山野原谷−矢川120円
●別表第4芦原・粟根間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金を追加。

〔昭和56年1月12日規則第1号、昭和56年1月19日から施行〕
●別表第1停留所の所在地を一部改正。
《粟根から苅光までの間の経路を旧道から新道へ変更》
 「上粟根」の所在地を加茂町字粟根652番地から新経路の加茂町字粟根752番地へ変更。

〔昭和58年10月8日規則第35号、昭和58年10月15日から施行〕
●第5条3から「ただし、芦原・粟根間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金については、別表第4のとおりとする。」を削除、別表第4を削除。
●別表第2定期輸送車利用料全改正、別表第3定期乗車割引料金の料金設定を加除。
[改正後]芦原−苅光150円・山野下市380円・山野田原500円・山野原谷540円・矢川610円
 苅光−山野下市290円・山野田原410円・山野原谷460円・矢川520円
 山野下市−山野田原180円・山野原谷230円・矢川300円
 山野田原−山野原谷100円・矢川180円、山野原谷−矢川130円

〔昭和61年2月21日規則第2号、昭和61年3月1日から施行〕
●第5条3に「ただし、芦原・粟根間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金については、別表第4のとおりとする。」を再追加。
●別表第2定期輸送車利用料一部改正(ほとんどの区間)。
[改正後]芦原−苅光160円・山野下市400円・山野田原530円・山野原谷570円・矢川640円
 苅光−山野下市320円・山野田原460円・山野原谷500円・矢川570円
 山野下市−山野田原210円・山野原谷260円・矢川340円
 山野田原−山野原谷110円・矢川190円、山野原谷−矢川140円
●別表第3定期乗車割引料金の割引率拡大(値下げ)、高額料金620〜640円分の設定を追加。
●別表第4芦原・粟根間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金を再追加。

〔昭和61年11月22日規則第37号、昭和61年12月1日から施行〕
●第5条3の「ただし、芦原・粟根間の・・」を「ただし、芦原・庭田間の・・」へ変更。
●別表第2定期輸送車利用料一部改正(主に芦原・旭保育所前間の利用を含む場合の料金)。
[改正後]芦原−苅光170円・山野下市420円・山野田原550円・山野原谷600円・矢川660円
●別表第3定期乗車割引料金の料金設定を加除、100円区間分削除、660円区間通学分追加。
●別表第4「芦原・粟根間の・・」を「芦原・庭田間の・・」へ変更、料金設定を加除。

〔平成元年3月22日規則第4号、平成元年4月1日から施行〕
●第5条3を一部改正。
[改正前]「定期乗車するものには、別表第3に定める割引料金による定期乗車券を発行することができる。ただし、芦原・庭田間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金については、別表第4のとおりとする。」
[改正後]「定期乗車するものには、別表第3に定める普通運賃に基づき算定した別表第4に定める割引料金による定期乗車券を発行することができる。ただし、芦原・庭田間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金については、別表第3に定める普通運賃に基づき算定した別表第5に定める額とする。」
●別表第2定期輸送車利用料全改正。
[改正後]芦原−苅光180円・山野下市450円・山野田原580円・山野原谷620円・矢川690円
 苅光−山野下市340円・山野田原490円・山野原谷540円・矢川620円
 山野下市−山野田原230円・山野原谷280円・矢川370円
 山野田原−山野原谷120円・矢川210円、山野原谷−矢川160円
●別表第3定期乗車割引料金算定の運賃表を追加。
●定期乗車割引料金の別表を第3から第4へ変更、割引率縮小(値上げ)、料金設定を加除。
●芦原・庭田間の全部又は一部の区間を含む通勤定期乗車割引料金の別表を第4から第5へ変更、割引率縮小(値上げ)、料金設定を加除。

*『福山市例規集』追録第21号(昭和51年12月20日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第23号(昭和52年12月22日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第25号(昭和53年12月22日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第29号(昭和55年12月27日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第30号(昭和56年7月17日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第36号補正(昭和59年8月14日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第39号(昭和61年6月20日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第40号(昭和62年1月20日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第45号(平成元年7月1日現在)時の除録
 『福山市例規集』追録第46号(平成元年12月22日現在)時の除録



福山市 昭和50年度〜平成元年度 定期輸送車運行事業 利用料の推移
福山市 昭和50年度〜平成元年度 定期輸送車運行事業 利用料の推移

福山市 昭和50年度〜63年度 定期輸送車運行事業 利用状況と収支の推移
福山市 昭和50年度〜63年度 定期輸送車運行事業 利用状況と収支の推移

加茂町・福山市 昭和49年度〜平成元年度 定期輸送車運行事業 決算説明
加茂町・福山市 昭和49年度〜平成元年度 定期輸送車運行事業 決算説明
※昭和50年度と51年度、次のとおり加茂町・山野町の関係者へ運輸通信事業費補助金も交付。
昭和50年度 公社電話線路設備に関わる加茂町内(旧山野村域?)53人へ5,004千円
昭和51年度 テレビ難視聴地域受信設備に関わる山野町内55人へ850千円
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