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【資料紹介】戦前・昭和7年(1932)当時の福山駅前発 定期自動車線 運行事業者

資料を渉猟しておりましたところ、昭和7年(1932)当時の福山駅前発 定期自動車線の運行事業者名が列記されている図書がありましたので、ここに紹介いたします。
昭和7年は、自動車交通事業法の公布(昭和6年)翌年、施行(昭和8年)前年であり、各路線で複数の事業者がまだ競合状態にあった年です。
乗合自動車事業の免許が鉄道大臣の権限とされ、1路線1事業者の原則などが定められた。

『福山年鑑』p.187記載[都市問題研究所(福山市桜町)編 昭和8年1月発行 四六判 厚17mm]

『福山年鑑』1933

鞆線 ライオン自動車商会 鞆鉄道株式会社 ユニオン自動車商会
上下・庄原線 ライオン自動車商会 ニコニコ自動車商会 新市自動車商会
呉ヶ峠・帝釈線 ライオン自動車商会 呉ヶ峠自動車会社
熊野・千年線 ライオン自動車商会 門田自動車商会
油木・東城線 福神自動車商会
小畠・油木線 新市自動車商会
呉ヶ峠・東城線 呉ヶ峠自動車会社 ライオン自動車商会
尾道線 尾道自動車会社
坪生線 久松自動車商会
金浦線 尾道自動車会社 [久松自動車商会の誤りか]
服部線 森若自動車商会
井原線 井原自動車会社 [後月自動車株式会社の誤りか]
山野線 井原自動車会社 [後月自動車株式会社の誤りか]
加茂・粟根線 腰本自動車商会

《補記−その前後の買収統合のことなど−》

鞆線 大正7年(1918)12月、ライオン自動車商会(藤井顕一)が開業。
昭和10年(1935)10月、鞆鉄道がライオン自動車商会とユニオン自動車商会より買収。

上下・庄原線 大正10年(1921)9月、上下町の合資会社ニコニコ商会が福山〜府中間開業。
昭和9年(1934)5月、新市自動車株式会社が合資会社ニコニコ自動車商会を吸収合併し[新社名 ニコニコ自動車商会]、福山〜府中間などを獲得。

熊野・千年線 昭和18年(1943)5月、鞆鉄道が福山〜新川間運行の門田自動車商会を買収[戦時統合]。

油木・東城線 大正7年(1918)10月、福神自動車合資会社が福山〜東城間開業。

尾道線 昭和3年(1928)、尾道自動車株式会社が開業。
昭和9年(1934)、笹井自動車商会が尾道自動車より買収。

坪生線 昭和11年(1936)11月、井笠鉄道株式会社が福山市築切町の新井博より買収。

金浦線 昭和11年(1936)11月、井笠鉄道株式会社が福山市築切町の新井博より買収。

井原線 昭和9年(1934)9月、井笠鉄道株式会社が後月自動車株式会社を買収し獲得。

山野線 昭和9年(1934)9月、井笠鉄道株式会社が後月自動車株式会社を買収し獲得。

[補遺]中条線 昭和10年(1935)11月、井笠鉄道株式会社が福山市三之丸町の金島音吉より買収。

【参考文献】
『松永町誌』1952 村田露月編 同町発行
『井笠鉄道株式会社五十年史』1962 同社発行
『60年のあしあと』[年表仕立ての鞆鉄道社史] 1970 平野正堂編
『井笠鉄道株式会社七十年のあゆみ』1981 同社発行
『尾道市交通部五十年史』1983 猪狩政四郎著 同部発行
『備後地域と中国バス−地域構造と交通を考える−』1996 加藤博和著・発行
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