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薄れゆく井笠バスの残像(その7) 〜どっこい残ってる廃バス停〜

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」 2014年9月16日撮影【クリックで大きく表示】

井笠鉄道のバス事業廃止から2年が経ち、前掲のとおり9月下旬には井笠バスカンパニー福山営業所所属一般乗合路線車の外装が親会社の中国バスカラーへ移行となるなど、井笠鉄道の残像が薄らいでいっておりますが、福山市東部において、それより何年も前に廃止(使用休止)となっていたものの、いまだ路傍に遺存し、かつての同社バス路線を回顧させてくれる“廃バス停”の標識が四つありますので、以下に紹介いたします。
なお、これらの廃バス停は、不動産賃貸物件紹介サイトにおいて‘○バス停より徒歩○分’と記載されているなど(しかも中国バスの停留所と記載)、廃止されてなお現役状態が続いています…

前古屋 [まえごや] 所在地:引野町一丁目25番[地図]

福山市東部に残る井笠鉄道の廃バス停標識で、廃止後の遺存年数が最も長いのが、福山〜東深津〜高屋団地〜大門線において、「東福山駅北口(現 引野一丁目)」停留所と「引野内田」停留所との間に設けられていた「前古屋」です。
当館所蔵の同社関係資料によれば、同線は1984年3月16日に「緑ヶ丘小学校前」や「広大附属校前」などを通る経路へ変更されており、「前古屋」は休止(事実上の廃止)後、約30年経過していると思われます。
なお、同線は2000年6月28日付けで廃止が決定され、福山〜東深津〜伊勢丘〜坪生線へ系統変更されました。

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」周辺の景 2014年9月16日撮影【クリックで大きく表示】

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」の標識 2014年9月16日撮影

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」の標識 2014年9月16日撮影

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」の標識 2014年9月16日撮影

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」の停名表示 2014年9月16日撮影

井笠鉄道の廃バス停「前古屋」の時刻表貼付痕跡 2014年9月16日撮影


次に紹介いたします「能島」・「能島入口」・「春日池下(東)」は、2年前の同社廃業直前まで頒布されていた2003年7月作成の『井笠鉄道バス路線図』に現用の停留所として記載されており、上記「前古屋」に比べれば新しい廃バス停です。
これらは、「伊勢丘六丁目」から「培遠団地」に至る狭隘路に設けられていた一連の停留所で、当館所蔵の同社関係資料によれば、1997年4月時点でここを経由していた路線は次のとおりです(元は「培遠団地」発着で、「春日池ニュータウン」発着となったのは1986年から)。
 ●福山〜国道〜伊勢丘団地入口〜伊勢丘〜能島〜春日池NT
 ●福山〜奈良津〜市民病院〜日吉台〜春日池NT〜能島〜伊勢丘六丁目
 ●春日池NT〜能島〜大谷台団地〜伊勢丘団地入口〜大門〜鋼管正門前
 ●鋼管正門前〜天当神社前〜引野農協前〜高屋団地〜能島〜春日池NT
それからほどなく、春日池ニュータウン〜鋼管正門前の両便は廃止となったようで、福山〜伊勢丘〜春日池ニュータウン線も利用者減少を理由に2003年8月31日をもって休止(事実上の廃止)となり、ここを行き交う路線バスはなくなりました。

井笠鉄道の廃バス停「能島」位置図 大きな地図で見る

能島 [のうじま] 所在地:能島一丁目14番[地図]
井笠鉄道の廃バス停「能島」周辺の景 2014年9月10日撮影【クリックで大きく表示】

井笠鉄道の廃バス停「能島」の標識 2014年9月10日撮影

井笠鉄道の廃バス停「能島」の標識 2014年9月10日撮影

井笠鉄道の廃バス停「能島」の時刻表貼付痕跡 2014年9月10日撮影


能島入口 [のうじまいりぐち] 所在地:能島一丁目1番[地図]
井笠鉄道の廃バス停「能島入口」周辺の景 2014年9月10日撮影【クリックで大きく表示】

井笠鉄道の廃バス停「能島入口」の標識 2014年9月10日撮影

井笠鉄道の廃バス停「能島入口」の標識 2014年9月10日撮影

井笠鉄道の廃バス停「能島入口」の時刻表貼付痕跡 2014年9月10日撮影


春日池下(東)[かすがいけしも(ひがし)] 所在地:春日町三丁目3番[地図]
井笠鉄道の廃バス停「春日池下(東)」 2014年9月16日撮影【クリックで大きく表示】

井笠鉄道の廃バス停「春日池下(東)」の標識 2014年9月16日撮影

井笠鉄道の廃バス停「春日池下(東)」の時刻表貼付痕跡 2014年9月16日撮影

井笠鉄道の廃バス停「春日池下(東)」周辺の景 2014年9月16日撮影【クリックで大きく表示】

【2017年12月19日追記】
培遠団地発着系統の“春日転回場”は、1973年7月から春日町浦上2470-1[地図]に設けられていました(賃借地)。1985年10月から山陽自動車道着工のため面積縮小。翌1986年の発着地変更で廃止。


みなさんのお住まい近くでも、路線バスが来なくなったのにバス停標識だけが何年も残されていたり、サビや破損の著しい標識が現用であったりしませんか?
バス停の管理状況を見れば、バス会社の経営状況などの良し悪しが分かるかも!?


【関連前掲記事】
井笠鉄道の福山市におけるバス事業の‘今’を記録する(その4) 廃止停留所(2012.10.27)
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