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和時計展示コーナーのリニューアルと新収蔵時計の展示について

6月10日(日)は、「時の記念日」です。
時の記念日は、『日本書紀』の天智天皇10年(671)4月25日(新暦6月10日)の記述に、わが国で初めて「漏刻(ろうこく、水時計)」を使用し鐘を打ち人びとに時を知らせたとあることにちなみ、大正9年(1920)に東京天文台と生活改善同盟会によって制定されました。
当館では、来館されるみなさまが、時の流れを伝える様々な時計に触れられることにより、時間を大切にされる暮らしを育まれるきっかけとなるよう、毎年6月10日は、
大人の方は割引料金高校生以下の方は無料でご入館いただいております。
今年は、「時の記念日」にあわせ、和時計展示コーナーをリニューアルするとともに、イギリスより入手した2点の時計を展示いたします。
どうぞご来館ください。
6月10日「時の記念日」にあわせてリニューアル中の和時計展示コーナー
和時計展示コーナーのリニューアルについて
これまでの和時計展示コーナーは、全面ガラス張りとし、ガラス越しに和時計をご覧いただいておりましたが、このたび、ガラス張りの下半分(大人の腹〜胸ほどの高さ)を残し、上部は開放して、和時計の数々をガラス越しではなく、じかにご覧いただいたり、撮影いただけるようリニューアルいたしました。
現在、櫓時計・台時計・掛時計(機械の構造は共通)を61点、尺時計を22点、枕時計を5点、印籠時計を3点、合計91点の和時計を展示しております。

イギリスより入手し新たに展示する2点の時計について
ランタン時計(Lantern Clock)
イギリスより新収蔵のランタン時計(Lantern Clock)
ランタン時計は、灯りをともすランタン(角灯)に形が似ていることから、そう呼ばれるようになったといわれています。
初期の機械式時計に似た簡素なつくりの室内用時計で、17世紀から18世紀にかけてイギリスの富裕層に流行し、ランタンのように壁に掛けられたたり、壁に取り付けの台に置くなどして使用されました。
本品は、17世紀から18世紀にかけて製造されたランタン時計の簡素な構造そのままに、20世紀前半に複製されたと考えられるもので、和時計の櫓時計(台時計・掛時計)が、ヨーロッパより伝来した一本針(時針のみ)の時計を手本に発展したものであることをご理解いただけるよう、このたびリニューアルいたしました和時計展示コーナーで、和時計とあわせて展示いたします。

波板式文字板の尺時計
イギリスより新収蔵の波板式尺時計
海を渡り、イギリスに伝わっていた江戸時代後期の尺時計です。
和時計の一種である尺時計は、一般的に、30〜40cm程度の縦に細長い箱の上部に真鍮製の機械が置かれ、箱の中を徐々に下降する錘(おもり)に指針が直接取り付けられ、その指針が指し示す文字板の目盛りを読み、時刻を知るものです。柱などに打たれた釘に掛けて使用します。
櫓時計(台時計・掛時計)、枕時計、印籠時計といった和時計が、ヨーロッパより伝来した時計を手本に発展したものであるのに対し、尺時計は他国に類がなく、他国の人びとに珍しがられる日本オリジナルの時計です。
その名の由来は、定規(尺)に似た形状によるという説と、長さが一尺(およそ30.3cm)くらいだからという説があります。
「不定時法」という節気ごとに昼夜の長さが変動する江戸時代の時刻制度に対応するため、尺時計には、割駒(わりごま)式、節板(せついた)式、波板(なみいた)式の3種の文字板(目盛り板)が考え出されました。
割駒式の文字板は、時刻を記した小さな割駒(目盛り)の位置を文字板上で動かし、節気(半月)ごとに時刻表示の幅を調整するもので、櫓時計(台時計・掛時計)、枕時計、印籠時計の文字盤にも応用されました。当館所蔵の尺時計のほとんどは、この割駒式文字板の尺時計です。
節板式の文字板は、割駒式の煩雑な位置調整の手間を省くために、二十四節気に対応した13面の目盛り板が用意され、文字板そのものが節気ごとに交換されるものです。
波板式の文字板は、さらに節板式の交換の手間を省くために、二十四節気が1枚の曲線グラフ状の目盛り板にまとめられたものです。このたび、この波板式文字板の尺時計を初めて収蔵いたしました。
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